・同室のおばあちゃんAが、お掃除してくれる人のことを「掃除のおばさん」と言った。あきらかに自分より年下なのに。


・いつもうんうん唸っている、少し痴呆気味のおばあちゃんA。
お見舞いの人が来ると急にしゃきっとする。言葉づかいも、声まで変わって、別人のようだ。


・「何で私がこんな目に」「もうイヤだ」と珍しく弱音を吐くいつも強気なおばあちゃんBに、
新米看護婦さんが「そんなこと言われても、私こまるー」と言った。心の中でNGワード!と思う。


・どうやら病気仲間がお見舞いに来たらしい、同室のあばあちゃんB。
最初はお互いをいたわりあっているので、微笑ましく聞いていたけれど、だんだん病気自慢合戦に。
その壮絶な内容に隣でおびえる。


・お気に入りの一番手前のトイレは、いつも磯の香りがした。なんでだろう。


・兄に借りたPSPを持っていったけれど、結局やらず。
でもそれを見たお医者さん、看護婦さん、みんなが「あ!PSPだ!」と反応する。


・お庭でいつも「中国語会話」のテキストを持って歌っているおじさんがいた。


・眠いから、眠る。お腹が空いたから、食べる。とかではなく、全てが紙のように薄っぺらく
なんとなくやっている、という感じ。気持や欲が希薄になってくる。


・S字フック、ランドリーバック、置き時計、鏡、毛抜き、はさみ、は重宝しました。


・入院前にまつ毛カールをしました。おすすめです。


・ヒマだからしょっちゅう、お洗濯して、髪を洗って、顔洗って、眉毛抜いて、爪切ってなどなどやっていました。
身づくろいをしてると、気分も少し明るくなるものです。